つれづれなるままに読んだ本をただひたすらに記録していきます。 読書傾向はライトなミステリが中心。図書館ユーザなため新刊本を手にするのは稀。 鳥頭ゆえ一度読んだ本をまた借りてきてしまうこともしばしば。 ブログをつけることによって解消されればよいのですが。
ネタバレ回避のため、ストーリーの深い部分に触れる場合は追記欄を使用しています。 もちろんトリックや犯人ばらしはしませんが、未読かつ「とにかく新鮮な気持ちで読みたい!」方は追記欄を開く際にはご注意を。
2008.04.09

古野まほろ 『天帝のつかわせる御矢』

天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス (フJ-02))天帝のつかわせる御矢 (講談社ノベルス (フJ-02))
(2007/06/08)
古野 まほろ

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はふう、やっと読み終わった。
『天帝のはしたなき果実』の続編、三部作の2作目です。

舞台はパラレルワールドな日本帝国。軍隊と貴族が元気な自由帝政、大陸では西満州と東満州が戦争中。
っと背景説明はしなくていいか。これを読む人は基本「果実」を読んでますものね。
ええ、未読の方は「果実」を先に読むことをお勧めします。あの乗りに耐えられる方なら「御矢」は余裕です。

というのも前作「果実」はすごく読みにくかったのですよ。やたらとフランス語のルビが多いし、「くふう」とか「はふう」とか気持ち悪い表現乱発だし、無駄に薀蓄ひけらかすし、挙句の果てに超能力だし。
それに比べると「御矢」はかなり読みやすかったです。豪華列車が舞台の(中盤までは一応)本格ミステリの形式に則っており、やりすぎだろってくらいの道具立てはミステリファンとしてはむしろ喜んじゃったりなんかして。慣れたんですかね、古野ワールドに。

おっと、ここいらから追記に行きましょうか。本書は完全なる本格ミステリではありません。超能力とかSFチックな要素が入ってきちゃいますので、純粋なミステリファンの方はご注意を、とだけ言っておいて。



全体的に楽しく読んだのですが(最後に超能力出てきちゃうのは前作で学習済みだし)、一番笑わせてもらったのは、美沙さんおどれ態でした。あれは卑怯だなぁ(笑)。電車の中で読んでたので笑いをこらえるのが大変でした。しかも桃ジュースって何(笑)。

わからなかったのは「停電」の部分。まほろさんin病室です。ここは他とどうつながるんだろう?実は1〜3作目まで通して作中作でしたーなオチでは…と不安になってみたり。1作目にもこういうパートってありましたっけ。手元にないから確認できないけど…まぁ3作目をを読んでみたらわかる、のかな。

そんなわけで次は『天帝の愛でたまう孤島』です。クローズドサークル!楽しみです。
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